古来、威厳あふれる様で忍び寄る悪災をことごとく追い祓うとして、神仏の化身と崇められてきた龍神に乗り、三十三の姿に身を変えて私たちを悩みから救ってくださる観音様が、穏やかな表情で優しく見守ってくださいます。
背景には、仏教の気高い経文「消災呪」がしたためられ、厄除開運の趣により一層の霊験があふれ出る由緒正しい作品となっております。

■ 井川洋光
高齢化が進む画界の中で若手のホープとして活躍中。
伝統美を重んじながらも新鮮な色づかいで多くのファンを持つ。
幸洋会会員。

■ 高精細巧芸画
世界の有名美術館がレプリカを制作するため採用している最先端ジグレ版画技法で特製新絹本画布に表現し、最終仕上げは手彩による補色が加えられ、リアル感を醸し出しています。
空気中の光やオゾンなどに分解されにくい対候性を備えており、時間がたっても色調が変化しにくく、美しさが変わりません。